はるちさんの備忘録

映画好きのマイペース人間による備忘録

【映画感想】「プリンシパル 恋する私はヒロインですか?」:ひねりがないストーリー展開

作品概要

プリンシパル 恋する私はヒロインですか?」
(日本/1時間52分)
劇場公開日: 2018.03.03
ジャンル: 青春
配給: アニプレックス

両親が離婚し、母親の再婚相手とはウマが合わない住友糸真。入学したばかりの女子校ではつまらないことで友達からハブられてしまい、自分の居場所が見つからない糸真は、実の父親を頼って東京から北海道への引っ越しを決意する。転校先の札幌の学校で糸真を待っていたのは、まったくタイプが真逆の2人のモテ男子、舘林弦と桜井和央だった。女子たちの間では「弦と和央はみんなのもの」というルールがある中、糸真と弦、和央との距離が縮まっていく。両親の離婚もあり恋愛には興味がなくなっていたにもかかわらず、恋に落ちそうな糸真だったが……。


引用: 映画.com「プリンシパル 恋する私はヒロインですか?」紹介ページ

感想(※ボヤキあり)


青春ラブストーリーとアイドル映画の「あるある」を全部詰め込みました感が見え見え。ひねりがないストーリー展開で、あまり面白くなかった。


主人公やその周りにいる登場人物たちの気持ちや行動に、終始イライラしていた。主人公は自分のことしか考えていなくて、気持ちがフラフラしている。なにが「主役になりたい」だ。また、他の登場人物たちも、主人公と同じように、自分のことしか考えていなくて、まるで主人公のことを透明人間として扱っているように見えた。あるいは主人公を踏み台にしているかのよう。気になる点が多くありすぎて、感情移入すらできなかった。


唯一良い点を挙げるとするならば、北海道の夜景がキレイだったことくらいかな。久々に、手に取ったことを後悔した作品に出会ってしまった。

【映画感想】「ナイル殺人事件」:オリジナル版も観てみたい

作品概要

ナイル殺人事件
(アメリカ/2時間7分)
英題: Death on the Nile
劇場公開日: 2022.02.25
ジャンル: サスペンス
配給: ディズニー(20世紀FOX)

ミステリーの女王アガサ・クリスティによる名作「ナイルに死す」を、同じくクリスティ原作の「オリエント急行殺人事件」を手がけたケネス・ブラナーの監督・製作・主演で映画化。エジプトのナイル川をめぐる豪華客船の中で、美しき大富豪の娘リネットが何者かに殺害される事件が発生。容疑者は彼女の結婚を祝うために集まった乗客全員だった。名探偵エルキュール・ポアロは“灰色の脳細胞”を働かせて事件の真相に迫っていくが、この事件がこれまで数々の難事件を解決してきたポアロの人生をも大きく変えることになる。


引用: 映画.com「ナイル殺人事件」紹介ページ

感想


前作の「オリエント急行殺人事件」よりは、内容がしっかりしていて面白かった。ただ、内容を全く知らないからこう言えるというのもある気がする。アガサ・クリスティの原作も未読だし、旧作のオリジナル版やTVドラマ版も観ていない。旧作を知っている人にとっては、違和感しかなかったという意見が多いらしい。機会があれば、オリジナル版も観てみたい。


それにしても、今回の事件は犠牲者が多すぎる。金田一耕助シリーズでも観ているのかと思った。トリックとアリバイ作りが完璧すぎて、「ほほぅ」と思いながらポアロの謎解きを聞いていた。行き過ぎた愛と欲望は恐ろしいものだ。

【映画感想】「フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イブニング・サン 別冊」:1冊の雑誌を読んでいるような映画

作品概要

「フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イブニング・サン 別冊」
(アメリカ/1時間48分)
英題: The French Dispatch of the Liberty, Kansas Evening Sun
劇場公開日: 2022.01.28
ジャンル: コメディ
配給: ディズニー(20世紀FOX)

グランド・ブダペスト・ホテル」「犬ヶ島」のウェス・アンダーソン監督が、フランスの架空の街にある米国新聞社の支局で働く個性豊かな編集者たちの活躍を描いた長編第10作。国際問題からアート、ファッション、グルメに至るまで深く切り込んだ記事で人気を集めるフレンチ・ディスパッチ誌。編集長アーサー・ハウイッツァー・Jr.のもとには、向こう見ずな自転車レポーターのサゼラック、批評家で編年史家のベレンセン、孤高のエッセイストのクレメンツら、ひと癖もふた癖もある才能豊かなジャーナリストたちがそろう。ところがある日、編集長が仕事中に急死し、遺言によって廃刊が決定してしまう。



引用: 映画.com「フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イブニング・サン 別冊」紹介ページ

感想

タイトルの長さで、もうインパクトがある。途中ダルかったが、なんとか観られた。カット割やセリフ量の多さから、1秒たりとも目が離せないし聞き逃せない。かなり集中力を使う作品だった。


本作そのものが、1冊の雑誌のようだった。印象的なところといえば、モノクロのシーンとカラーのシーンが交互にあったこと。おそらくこれは、モノクロが文章、カラーが挿絵や写真を表していると考えられる。


以前観た「グランド・ブダペスト・ホテル」を手掛けた、ウェス・アンダーソン監督の最新作。静止画に見える場面、左右対称を意識した構図、セリフ量の多さ。本作でもそのような演出だったから、彼独特の演出方法なのだろう。これについていける出演俳優は、相当な演技力の持ち主。常連がある程度定まっているのも、理解できる。

【映画感想】「HiGH&LOW THE WORST」:久々にワクワクしたアクション映画

作品概要

「HiGH&LOW THE WORST」
(日本/2時間5分)
劇場公開日: 2019.10.04
ジャンル: アクション
配給: 松竹

男たちの熱い友情と闘いをメディアミックスで描く「HiGH&LOW」シリーズと高橋ヒロシ原作による不良漫画の金字塔「クローズ」「WORST」のクロスオーバー作品。SWORD地区の「漆黒の凶悪高校」鬼邪高校は定時制の番長・村山良樹が鬼邪高の頭を張っていた。鬼邪高の全日制に転入した花岡楓士雄は、いつの日か村山にタイマン勝負を挑むべく、全日制の天下をとる野望を抱いていた。均衡が保たれていた鬼邪高全日制だったが、その均衡は崩れ去り、各派が覇権を競い合う一大戦国時代を迎えていた。一方、SWORD地区の隣町・戸亜留市では、リーダーの上田佐智雄を筆頭に過去最強と名高い新世代の鳳仙学園が勢力を強めていた。そんな中、鳳仙の生徒が鬼邪高を名乗る者たちから襲撃され、鬼邪高の生徒も鳳仙を名乗る者たちに襲われる事件が発生する。一連の襲撃事件を契機に互いに敵対心を抱いた鬼邪高と鳳仙が次第に殺気立っていく。


引用: 映画.com「HiGH&LOW THE WORST」紹介ページ

感想(※ネタバレあり)


前シリーズまでほぼ鑑賞済み。そのため、前作までを思い出す展開がちょこちょこあってほっこりする場面も。オロチ兄弟のバイクは雨宮兄弟を彷彿させるし、同じ団地の幼なじみの関係性は、山王の幼なじみ3人組(コブラ・ヤマト・ノボル)と重ねてしまう。序盤で楓士雄が叫んだ「行くぞテメェら!!」で、もうテンションぶち上げ。ハイローの伝統が受け継がれていて、胸が熱くなる。


ただ、本作はハイローのシリーズの一つではあるが、今までとは全くの別物として区切ってある。もちろん、前シリーズまでに出てきたワードや背景も盛り込んではいるが、本作では「クローズ」「WORST」の世界とクロスしている。こっちの漫画は未読だし、映画も1作しか観たことがない。クロスオーバー作品ってどんな感じなのかというワクワク感で観ていた。


主人公の楓士雄が、とにかくピュアで愛らしい。オープニング後の初登場シーンからもう面白い。いちいちリアクションが面白いし、誰とでもすぐに仲良くなれる才能みたいなものもあるし。一方、アクションシーンでは、顔つきが変わって熱い思いを感じさせる。仲間を助けるシーンは、その感情にグッときたし少しうるっとした。熱い性格かつフレンドリーな楓士雄だから、仲間や後輩に慕われるし、観ているこっちも応援したくなった。


本作の見どころであるアクションシーンは、「どうやって撮っているの?」と何度も思うくらい迫力があった。スピード感があり、上からも横からも撮っていて見応えがあった。特に、終盤の鬼邪高と鳳仙が手を組んで敵チームと戦うシーンは、「これがクロスオーバーというものか」と目を輝かせた。こんなにワクワクするアクション映画は、久々に観た気がする。


ややこしい相関図や背景もしっかり説明があるため、初見でも分かりやすかった。あと、チョイスは古いが、笑いの要素もちょこちょこアリ。鬼邪高全日制の一派のひとつが「ヤスキヨ」だったり、鳳仙のナンバー2の四天王のことを「小沢仁志」と呼んでいたり(笑)。しかも、小沢仁志本人も出演しちゃっているし(笑)。激しいアクションの合間にクスッと笑えるシーンも所々にあるので、ちょっとした息抜きタイムにもなる。


ラスト、鬼邪高の頭・村山が高校を去っちゃったけど、これからどうなるのだろう?そして、楓士雄たち3人が鈴蘭を偵察しているシーンもちらっと。これがどう続編につなげていくのか、とても楽しみである。

【映画感想】「今夜、世界からこの恋が消えても」:忘れたくないという思い

作品概要

「今夜、世界からこの恋が消えても」
(日本/2時間1分)
劇場公開日: 2022.07.29
ジャンル: ドラマ
配給: 東宝

高校生の神谷透はクラスメイトに流されるまま、同級生の日野真織に嘘の告白をする。しかし彼女は「お互い本気で好きにならないこと」を条件にその告白を受け入れ、2人は付き合うことに。やがて真織は、自分が前向性健忘症で、夜に眠るとその日の出来事をすべて忘れてしまうことを透に打ち明ける。彼女は毎朝、前日の日記を読み返すことでどうにか記憶をつなぎ止めていた。透はそんな真織と1日限りの恋を積み重ねていくが……。


引用: 映画.com「今夜、世界からこの恋が消えても」紹介ページ

感想(※ネタバレ大いにあり)


まず、製作陣の豪華さよ。「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」「坂道のアポロン」など、青春映画を多く手掛けている三木孝浩監督。「君の膵臓をたべたい」の月川翔さんと「明け方の若者たち」の松本花奈さんが脚本。音楽が「東京事変」のベーシストの亀田誠治さん。この布陣で面白くないわけがない。そんな期待感をもって、映画館へ足を運んだ。


さすが、安心と信頼の三木孝浩監督作品だった。今回は泣かせに来た。最初は、「君の膵臓をたべたい」と「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」を足して半分にしたような要素が所々にあったが、いやいやまさかそういう展開になるとは。伏線大アリで、思わず目を見開いてしまった。


主人公2人はお似合いのカップルで、2人だけの世界が確かに存在していた。そこに入る隙もなかったため、初見ではヒロインの親友「泉ちゃん」と同じ目線で観た。主人公から、ある秘密と「もし自分に何かあったら、自分を消してくれ」という思いを聞いた泉ちゃん。とあるシーンから、いつもは強気な泉ちゃんが苦しむ姿が描かれていた。家族以外で自分だけが知っている主人公の秘密。そりゃ苦しいよ。どうしたらいいか分からないもん。


一人では背負いきれなくて、泉ちゃんは主人公のお姉さんを頼ることになる。ヒロインの日記の書き換えをやっていくうちに、姉である自分が弟の存在を消そうとしていることに気づく。いくら弟からの思いとはいえ、これはつらい。この時点で、涙腺が崩壊しそうになった。


1日の記憶を留めておくことができないヒロイン。そんな彼女でも絵を描くという特技を持っていた。ここで登場したのは「手続き記憶」。自転車の乗り方や水泳など、一度しっかり覚えていればなかなか忘れることがない長期記憶の一つ。つまり「体が覚えている」状態である。久々に聞いた単語だったが、これが本作の重要なキーワードになろうとは。


花火のシーン、今まで観た中でトップクラスにキレイな場面だった。「本気で好きにならない」という約束をとっくに破っている主人公と、この瞬間だけは忘れたくないと願うヒロイン。2人の感情が重なり合った瞬間だった。この「忘れたくない」という思いが、後の記憶障害の改善につながったのだろうか。


タイトルの「今夜、世界からこの恋が消えても」は、2つの意味が込められていたんだな。初見では、2人の世界に入る隙もなかったが、2回目や3回目の時は、時系列の整理もしつつ、主人公2人の目線で観てみたい。

【映画感想】「フリー・ガイ」:これは映画館で観たかった!

作品概要

「フリー・ガイ」
(アメリカ/1時間55分)
英題: Free Guy
劇場公開日: 2021.08.13
ジャンル: アクション
配給: ディズニー(20世紀FOX)

何でもありのゲームの世界を舞台に、平凡なモブキャラが世界の危機を救うべく戦う姿を描いたアドベンチャーアクション。ルール無用のオンライン参加型アクションゲーム「フリー・シティ」。銀行の窓口係として強盗に襲われる毎日を繰り返していたガイは、謎の女性モロトフ・ガールとの出会いをきっかけに、退屈な日常に疑問を抱きはじめる。ついに強盗に反撃した彼は、この世界はビデオゲームの中で、自分はそのモブキャラだと気づく。新しい自分に生まれ変わることを決意したガイは、ゲーム内のプログラムや設定を無視して勝手に平和を守り始める。


引用: 映画.com「フリー・ガイ」紹介ページ

感想(※ネタバレあり)


動画配信で初めて観たが、これは映画館で観たかった!コメディやアクション、ラブストーリー、冒険ものなど、いろんなジャンルが一つの作品に盛り込まれていた。この作品そのものが「何でもあり」な映画で、エンターテイメントとしても十分に面白い。


モブキャラの主人公・ガイが、人工知能(AI)の進化系という設定が面白い。他のモブキャラたちは、ゲームのストーリーに基づいて自分の役割を果たしているが、ガイは自分の意思で行動をしている。現実世界では、プレイヤーがいない状態で不気味な存在と初めは捉えていた。しかし、ガイに自我が芽生えたことで、ゲームの世界や現実世界でも大きな変化が訪れる。AIに自我が芽生えることって、本当にあるのだろうか?という疑問はあるが、AI研究が進んで存在するのならば、人間にとっては脅威なのかもしれない。


開発者の男女ペアと、ゲームの世界のガイとモロトフ・ガールがリンクしていたのも面白かった。結末もロマンティックで納得の展開だった。誰かに決められた人生ではなく、自分が決めた人生を過ごす。ガイがいつも言っていた「良い1日ではなく、素晴らしい1日を」というセリフは、そういう思いが込められていたのではないか。そうなると、かなり早い段階からガイに異変があったと想像することもできる。


そういえば、最近、ゲーム(デジタル)の世界と現実世界を行ったり来たりする作品が増えた気がする。「レディ・プレイヤー1」や「竜とそばかすの姫」とか。映画ジャンルの最新トレンドなのだろう。

今週のお題「人生最大のピンチ」

こんにちは、はるちです。
人生はピンチとチャンスの行ったり来たり。そんな中での「今週のお題」です。

今週のお題「人生最大のピンチ」


いろんなピンチを乗り越えて、今こうして生きているのですが、特に大きなピンチで印象深いのは「センター試験」ですね。忘れもしない「数学Ⅰ・A」です。


文系なのに数学が得意だった私。中でも数学Ⅰ・Aは、本番前の模試や過去問の成績が良かった科目でした。8割以上はいつもとれていたような気がします。自信たっぷりに挑んだセンター試験当日。握っていた鉛筆の動きが止まるくらい、問題の難易度が上がっていました。模試などでは見たことない問題が多く、息が止まりかけたり手汗が滲んだりしていました。結果として、本番では半分もとれていなかったと思います。


ただ、焦っていたのは、私だけではなかったようです。一緒に受けた高校の同級生も、同じような感情を持っている雰囲気でした。「ヤバい」「どうしよう」という悪い空気感を察したのか、いつもはとても厳しい数学の先生が生徒たちを集め、「大丈夫だから。ここから切り替えよう」と声をかけてくれました。先生の言葉でいったん落ち着き、その後の科目では冷静に解くことができました。先生の声かけがなかったら、パニック状態のままで解いていたので、あれは大きな救いでした。


ここから学んだことは、模試や過去問が全てではない、ということです。当たり前のことを言っているかもしれませんが、センター試験でのピンチでより実感しました。その後の資格試験などの勉強の時も、「この問題がよく出る」ではなく「どこが出ても対応できるように、満遍なく学習する」ことを意識しています。半分は、トラウマによる恐怖もあるかもしれませんが。そのことを意識したうえで、効率的な学習・勉強の仕方をまだまだ模索しているところです。