はるちさんの備忘録

映画好きのマイペース人間による備忘録

【映画感想】「HiGH&LOW THE WORST」:久々にワクワクしたアクション映画

作品概要

「HiGH&LOW THE WORST」
(日本/2時間5分)
劇場公開日: 2019.10.04
ジャンル: アクション
配給: 松竹

男たちの熱い友情と闘いをメディアミックスで描く「HiGH&LOW」シリーズと高橋ヒロシ原作による不良漫画の金字塔「クローズ」「WORST」のクロスオーバー作品。SWORD地区の「漆黒の凶悪高校」鬼邪高校は定時制の番長・村山良樹が鬼邪高の頭を張っていた。鬼邪高の全日制に転入した花岡楓士雄は、いつの日か村山にタイマン勝負を挑むべく、全日制の天下をとる野望を抱いていた。均衡が保たれていた鬼邪高全日制だったが、その均衡は崩れ去り、各派が覇権を競い合う一大戦国時代を迎えていた。一方、SWORD地区の隣町・戸亜留市では、リーダーの上田佐智雄を筆頭に過去最強と名高い新世代の鳳仙学園が勢力を強めていた。そんな中、鳳仙の生徒が鬼邪高を名乗る者たちから襲撃され、鬼邪高の生徒も鳳仙を名乗る者たちに襲われる事件が発生する。一連の襲撃事件を契機に互いに敵対心を抱いた鬼邪高と鳳仙が次第に殺気立っていく。


引用: 映画.com「HiGH&LOW THE WORST」紹介ページ

感想(※ネタバレあり)


前シリーズまでほぼ鑑賞済み。そのため、前作までを思い出す展開がちょこちょこあってほっこりする場面も。オロチ兄弟のバイクは雨宮兄弟を彷彿させるし、同じ団地の幼なじみの関係性は、山王の幼なじみ3人組(コブラ・ヤマト・ノボル)と重ねてしまう。序盤で楓士雄が叫んだ「行くぞテメェら!!」で、もうテンションぶち上げ。ハイローの伝統が受け継がれていて、胸が熱くなる。


ただ、本作はハイローのシリーズの一つではあるが、今までとは全くの別物として区切ってある。もちろん、前シリーズまでに出てきたワードや背景も盛り込んではいるが、本作では「クローズ」「WORST」の世界とクロスしている。こっちの漫画は未読だし、映画も1作しか観たことがない。クロスオーバー作品ってどんな感じなのかというワクワク感で観ていた。


主人公の楓士雄が、とにかくピュアで愛らしい。オープニング後の初登場シーンからもう面白い。いちいちリアクションが面白いし、誰とでもすぐに仲良くなれる才能みたいなものもあるし。一方、アクションシーンでは、顔つきが変わって熱い思いを感じさせる。仲間を助けるシーンは、その感情にグッときたし少しうるっとした。熱い性格かつフレンドリーな楓士雄だから、仲間や後輩に慕われるし、観ているこっちも応援したくなった。


本作の見どころであるアクションシーンは、「どうやって撮っているの?」と何度も思うくらい迫力があった。スピード感があり、上からも横からも撮っていて見応えがあった。特に、終盤の鬼邪高と鳳仙が手を組んで敵チームと戦うシーンは、「これがクロスオーバーというものか」と目を輝かせた。こんなにワクワクするアクション映画は、久々に観た気がする。


ややこしい相関図や背景もしっかり説明があるため、初見でも分かりやすかった。あと、チョイスは古いが、笑いの要素もちょこちょこアリ。鬼邪高全日制の一派のひとつが「ヤスキヨ」だったり、鳳仙のナンバー2の四天王のことを「小沢仁志」と呼んでいたり(笑)。しかも、小沢仁志本人も出演しちゃっているし(笑)。激しいアクションの合間にクスッと笑えるシーンも所々にあるので、ちょっとした息抜きタイムにもなる。


ラスト、鬼邪高の頭・村山が高校を去っちゃったけど、これからどうなるのだろう?そして、楓士雄たち3人が鈴蘭を偵察しているシーンもちらっと。これがどう続編につなげていくのか、とても楽しみである。